2012年1月27日

県内でも「合法ハーブ」県薬務課が調査に乗り出す

 県内でも販売される合法ハーブという名の脱法ドラッグ。店ではお香として売られているが、直接吸って体調を崩して病院に搬送されるケースが全国で相次いでいる。県薬務課は県内での実態解明に乗り出す。

 販売している店は宇部市近郊にも複数ある。価格は3㌘で4500円前後。「リラックス」や「ナチュラル」を売りに違法性がないとうたわれるが、麻薬に似た成分が含まれていて吸引すれば高揚感や幻覚症状が表れるものがある。
 厚生労働省は2009年ごろから取り締まりを強化した。薬事法の「中枢神経系の興奮もしくは抑制または幻覚の作用」の指定薬物は約70種類があるが、業者が対象にならない成分を見つけては新たに製造するため、いたちごっこが続いている。
 吸引目的での販売は取り締まりの対象になるため、店側は販売時に「人の摂取が目的の商品ではない」と強調する。
 実際には吸引目的で買う人が後を絶たず、嘔吐(おうと)や意識障害が出て病院に搬送されたケースもある。
 同省は20日に全国の自治体に規制や取り締まりを強化するように要請。商品から薬事法違反の成分を検出して警察が捜査に乗り出す県もある。
 同課は、販売している店舗数など、県内の実態を把握することにしており、検査で違反が発見されれば取り締まる方針だ。